原産地 |
スイートピーはイタリアのシチリア島の雑草でしたが、17世紀以降、ヨーロッパに
広められました。
イギリスのエドワード王朝の花といわれ、アレクサンドラ王女のお気に入りの花でした。
エンドウに似た甘い香りがするため、“甘い(スイート)”“豆(ピー)”という名がつきました。 |
花言葉 |
優しい思い出・青春の喜び・門出 |
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マメ科レンリソウ属の一年草で、学名は Lathyrus odoratus。
英名は Sweet pea。 |
別名 |
「カオリエンドウ(香豌豆)」とか「ジャコウレンリソウ(麝香連理草)」 |
特性 |
春爛漫の頃、蝶の飛ぶ姿に似た花を咲かせる、マメ科のつる性植物です。
花型と香りからジャコウエンドウとも呼ばれます。
切り花にすると部屋中によい香りが漂います。
つる性なので一般には支柱を立てて栽培します。
矮性種なら支柱なしでも花壇や鉢植えで気軽に楽しめます。 |
種の蒔き方
と管理 |
発芽適温は15度、一般地では9月下旬〜11月が適期です。
植え替えを嫌うので直接タネをまきます
日当たりと風通しの良い場所を選び、有機質を入れた排水良好な土に植えつけます。
[土作り・施肥]
酸性土を嫌うので、あらかじめ石灰を1uあたり100g、元肥として化成肥料を50gほど
施します。
窒素分の少ない肥料と溶リンを元肥として混入します
肥料
マメ科の植物は根粒菌の作用で窒素を作りますので、窒素分の少ない肥料を
使用します。
基本的に肥料は少なくて大丈夫です。
肥料が多いと節がシワになり節間がつまります。
1ヶ月に1回化成肥料を根元から離れた所に少し蒔けば良いでしょう。
[種]
8時間水に浸けて膨らんだ種だけを使います。
濡れたタオルに包みクーラーの部屋で2日程すると芽が出てきます
芽が出た種を植えて軽く覆土します。
1株に3〜4粒蒔きます
株間は10センチ以上取った方が花が大きくなります
[ピンチ]
発芽後、葉が7.8段になったら成長点をハサミで切ります。
一番下から出た脇芽を1本だけ使いますので、他はカットします。
誘引・・・10センチ角くらいのネットを張ると管理しやすいです
洗濯ばさみで葉っぱの一部をネットに留める。
路地では1.5メートル位にしかなりません
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病害虫 |
害虫はアオムシ・アブラムシ・ダニ・・・薬は園芸店で噴霧タイプが売っています
病気ではウドンコ病・・・9〜10月と3〜4月に発生します。花が咲くまでに対策をする
薬剤は花にかけると変色してしまいます
基本的に病害虫は少ないです・・・多肥と多潅水が一番の病気の原因です。
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潅水 |
表面が乾いたら午前中にたっぷりと水をやります。
直根が30センチ位伸びるので先端まで水が行き届くようにたっぷりとやります。
1回の量は多くても良いですが回数は頻繁にやらないようにします。 |
花の水揚げ |
水切り
水の中で、根元から1〜2pのところを斜めに切ります。
切り落とした後の断面積は広ければ広いほどいいので、できるだけ切れ味のよい
刃物を使い斜めに切ると効果的です。ほとんどの花はこれでカバーできます。
「水切り」にすると水圧で水の吸い上げを促します。
乾いたり、バクテリアで傷みかけた茎先を切り落とすのが目的ですから、さほど長く切る
必要はありません。
バラ、こでまり、スイトピー、なでしこ、カーネーション、アイリス、ストック、菊、コスモス
カスミ草・シクラメンなどに適した方法です。 |
延命剤を
使う |
採花したら市販の延命剤を使うのが良いでしょう(1リットルに1滴) |
水の量 |
花瓶の水は浸けた位置から痛みます。2センチ位が良いでしょう。少しずつカットすると
長持ちします。 |
スイートピーの育て方について、詳しく聞きたい方はメールやBBSで質問してください。 |