農家も多い。 野菜栽培の中でも、特に玉ねぎの生産量は北海道に続いて全国第2位を誇る。 レタス・キャベツ・白菜などの栽培は、温暖な気候や近代農業をとりいれて 周年出荷を実現している。 果実では、ビワ・ブドウ・みかん・オレンジなどが栽培されている。特に、ビワは北淡町野島と南淡町灘は全国的なビワの産地です。 島の北東部、淡路町から東浦町、津名町にかけては、花卉栽培が盛んである。東浦町には大規模な温室団地がある。 温室やフレームよるカーネーション・ ストック・スイトピー・菊・バラなどは周年出荷体制が確立され、花卉栽培は、淡路島の 農業経営を支える大きな柱となっている。 淡路島の酪農は、長い歴史を持ち関西における牛乳生産の中心地としての地位を確立した。淡路牛は神戸牛や、松阪牛のルーツであり 淡路ビーフとしてのブランド化を推進している。 淡路市では流通の近代化を行うために家畜のセリ市場にコンピュータを導入し、その施設は西日本一の規模を誇っている。
海の幸の宝庫であり漁業は島の基幹産業である。 沿岸漁業でのタイ・タコ・ハモ・ヒラメ・メバル・カレイ・エビ・アナゴ・など水揚げされる魚の種類は驚くほど多くワカメや海苔の栽培漁業も 盛んである 春、3〜5月にかけてはイカナゴ漁が最盛期を迎える。生はもちろん、釘煮と呼ばれる加工品も、瀬戸内海地方の春の名物になっている。 このイカナゴ漁が終わるとシラス漁が始まる。半生、もしくは良く乾燥させたシラスは(ちりめん)として島を代表する海産物になっている。 また、明石のタコとして有名なタコ漁も盛んである。
日本の街並み景観の原点ともいえる瓦。旧西淡町は約1400年もの瓦製造の歴史を誇り全国三大産地の一つである。 淡路瓦の特徴の一つにいぶし瓦がある焼成の最後の工程で炭素ガスを使い表面に炭素膜を付着させる薫化を行う。 淡路のいぶし瓦はその生産量はもちろん品質にも日本一の折り紙が付けられている。 洲本市には三洋電機洲本工場がある。地元の発展と雇用促進に寄与しさらに全島公園化の一旦も担っている。 晴天の日が多く温暖な淡路島の気候を利用して南淡町では素麺作りが盛んだ。極細の素麺は高級品として高く評価されている。
さまざまな施設、プロジェクトが地域振興、観光客誘致の役割を果たしている。 なかでも進行中の「淡路島国際公園都市構想」は、21世紀における人と自然の共生という点からも国内外の注目を集めている。 2000年に開催された淡路花博は大成功をおさめた。 南あわじ市の大鳴門橋記念館には、渦潮のすべてを体感できる渦潮科学館、淡路島の伝統芸能である人形芝居を常時公演する 淡路人形浄瑠璃館が併設されている。 洲本市五色には郷土が生んだ国際人、高田屋嘉兵衛をテーマにした高田屋嘉兵衛公園がある。 淡路市は源義経との悲恋で知られる静御前が生涯を閉じた地。 静御前にまつわる資料や郷土の歴史を紹介する静の里公園が整備されている。 淡路ワールドパークONOKOROは世界との交流をテーマに異文化に出会えるエンターテイメント施設だ。 日本一の線香の町、淡路市一宮には香りをテーマにしたパルシェ香りの館。 淡路花さじき、淡路ファームパーク、淡路島牧場、県立淡路ふれあい公園、淡路島モンキーセンターなど花、緑、動物などをテーマにした バラエティー豊かな施設がそろっている。 豊かな自然と施設がミックスした淡路島の観光を支えるホテル、旅館、休暇村、民宿、ペンションなどの宿泊施設も充実し、淡路島は 名実ともに 関西随一のリゾートアイランドとして発展している。
三ノ宮より JRバス・淡路交通バスで大磯・津名・洲本・福良へ連絡しています。 山陽本線舞子駅〜淡路島へバスが連絡しています。 船: 明石〜岩屋(13分) フエリー:明石〜岩屋(25分) |